輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
はんしちとりものちょう
時代推理小説 半七捕物帳(五)
岡本 綺堂
線上閱讀岡本 綺堂《時代推理小説 半七捕物帳(五)(はんしちとりものちょう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 215,744 字 · 434 頁
「お由が死んでしまって、かむろ蛇の一件は失敗しましたが、次右衛門が因縁をつけて関口屋から金を取る。それを大吉も目当てにしていたんですが、さてその談判がまとまって、いよいよ六百両の金を受け取ると、次右衛門はみんな自分のふところへ入れて、大吉には一文もやらない。お由が死んだ以上、大吉なぞにはもう用が無いという顔をしている。それでは大吉も不承知です。おれに相当の分け前をくれなければ、関口屋へ行っていっさいの種明かしをすると嚇かしたが、次右衛門は鼻であしらって、どうとも勝手にしろと空うそぶいている。せめて百両くれろと掛け合ったが、それも肯かない。とうとう十両で追っ払われてしまったので、大吉は残念でならない。万養寺に隠れている年造と相談して、いわゆる最後の手段を取ることになりました。
尤もそれまでには、年造も下谷へこっそりとたずねて行って、大吉のために口を利いてやったんですが、次右衛門はどうしても承知しない。その上に、湯島の一件を薄々気取っているような様子も見えるので、いよいよ助けては置かれないということになったんです。そこで九月二十日の夜なかに、年造が裏口から忍び込む。