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まつのみさおびじんのいきうめ

松の操美人の生埋

三遊亭 円朝

線上閱讀三遊亭 円朝《松の操美人の生埋(まつのみさおびじんのいきうめ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 88,963 字 · 176 頁

青空文庫

武士、雨具が無いから素跣で其の頃は雪駄でありますから、それを腰に※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)んで戸に倚り掛って居る。

武「これはお邪魔で、なに拙者雨具を持たんで少し軒下を拝借して」

娘「それはお困りさまで、中へ入ってお休み遊ばせ」

武「姉さん此の降るのに何処へお出でだ」

娘「私はあの六郷の方まで参るので」

武「六郷の方へ行くのなら幸いだ、拙者もこれから参るのだから一緒に行こう」

娘「私は急ぎますから」

と不気味だからそこ/\に挨拶して行き過ぎますと、武士はピシャ/\供の仲間と一緒に跡を追って来る。此方は弥々変だと思いますから早足にして、あれから堤方を離れて道塚へ出て、徳持村の霊巌寺を横に見て西塚村へ出る畑中の小高い処、此方は藪畳の屏風の様になって居る草原の処を通り掛ると、「姉さん待ちな」と突然武士が後から襟上を掴むから「あれー」と云う中に足首を取って無理に藪蔭へ担ぎ込み「ひッひッ」というを引□し、仲間は此の間に帯の間にんで有りました彼の金入を引奪り「是を盗られては私が」といううち武士は□□って怪しからん振舞をしようとする