輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

うんせききこう

柳宗悦 民藝紀行

柳 宗悦

線上閱讀柳 宗悦《柳宗悦 民藝紀行(うんせききこう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 133,050 字 · 276 頁

青空文庫

四

あれば例外であって、皆蓋と身とから成り、これに煙管入を添えるのを通則とするに至った。しばしば緒締や根附が伴うのは誰も知る通りである。

煙草具としての胴乱の発達こそは、樺細工の仕事を忙しくさせ、また角館の仕事を栄えさせた。樺桜の皮が湿気をふせぐのに上々の資材なのがこれでも分る。

(因にいう。「胴乱」という字は何かの当字であろう。『和漢三才図会』にも「止宇羅牟、正字未考」といってある。あるいは「銃卵」より来るのではないかといわれる。元来銃丸の袋であったという)。

四

ことの起りは武士の内職であったというが、特殊な性質を有つ桜皮を正しく処理するということは、やさしい仕事ではない。相当の年期をかけずば品物らしい品物にはならない。それはやがて樺細工を専業にする者を要した。作る次第を見ていると、玄人の技となって始めて充分な細工になることが分る。これも並々ならぬ修業の仕事である。かけだしでは出来ない。

樺細工はもともと桜皮に対する驚きから発したともいえる。だから人々はその皮を吟味して色々に区別した。大体表皮と裏皮とに分れる。ここで表というのは皮の表ではなく、品物の表の面に張るいわば上等な皮を指すのである。