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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

線上閱讀三遊亭 円朝《業平文治漂流奇談(なりひらぶんじひょうりゅうきだん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 159,974 字 · 317 頁

青空文庫

まいものでもないけれども、私は本当に呆れたよ、私に話もしないで此方様(こちらさま)へ書入れにして金を借(かり)るとは余(あんま)りではないか、お前のような不人情な人に附いていても、どんな目に逢うか知れないから、何卒(どうぞ)夫婦の縁は是れ切(ぎ)りにしておくんなさい、私ばかりが女じゃアない、世界には幾らも女があるから、賭博(ばくち)をする時書入れられても宜(い)いと云う様な、お前に惚れている人を女房にお持ち、私はお前に愛想(あいそ)が尽きて嫌(いや)だから、これから夫婦の縁はお母(っかあ)のいる前で切っておくれ」

母「能く云った/\、諦らめなよ、お村の腹が変っては役に立たねえ、さア/\帰れ、遣らぬと云ったら遣りませんよ」

と云う中(うち)友之助の眼は血走って、唇の色は紫色になり、

友「お村、余(あんま)り愛想尽(あいそづか)しを云うじゃアないか、決してお前を書入にしたのではない、書入は真(ほん)の洒落だと云うから、うっかり書いたは過(あや)まりだが、今になって金の有る大伴蟠作の襟に附いて己を振り付けては、去年の暮、牛屋の雁木で助けられた