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むさしたびにっき
武蔵旅日記
山中 貞雄
線上閱讀山中 貞雄《武蔵旅日記(むさしたびにっき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 12,659 字 · 27 頁
T「名前に惚れず
人間に惚れる事で
御座る喃」
と言い捨てて去る。
呆然たるおしま、団九郎。
S=表では
裸になった遊び人の乙が、済まんなァと着物を着て、甲が裸になった。その着物を乙が受け取った。(F・O)
S=街道
武蔵と団九郎が行く。
今度は武蔵が先生で、団九郎が弟子である。
主従、楽しく語らい乍ら行く。(F・O)
S=峠の上り口の茶店
武蔵と団九郎が休んで居る。
茶店の亭主が、心配そうに話しました。
T「峠をお越し
なさる時
御要心なさいませ」
「どうした?」と武蔵。
亭主が、
T「天狗様が
お出ましに
なります」
団九郎が驚いた。
T「天狗?」
それは又本当か、と膝乗り出す。
亭主が、
T「昨日
山向うの庄屋の家に
白羽の矢が」
S=庄屋の家
屋根に白羽の矢が、突きささって居る下で大勢の百姓がわいわい言って居る。
T「嫁入前の庄屋の
娘が可哀そうに
人身御供に」
S=元の茶店
亭主が話す。
団九郎が、
T「心配致すな
亭主
此の御方は誰あろう」
と武蔵を指さして、
T「新免二刀流の開祖
宮本武蔵先生」
と言って、
T「拙者は先生の高弟で
同じく新免二刀流の
達人」