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えどまえのつり
江戸前の釣り
三遊亭 金馬
線上閱讀三遊亭 金馬《江戸前の釣り(えどまえのつり)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 106,910 字 · 214 頁
蚊針のタタキもやるが、餌釣りのほうがおもしろいので、それを教わった。餌で流すといっても、地底を流すと大型が釣れ、中層では小型が多く、水面すれすれに流すと中型が釣れる。
北海道では、常呂川で養殖したものを五月末に放流すると、それが海へくだる。その中で海へくだらないで川に居残りの佐平治をきめこむのを、ヤマメだと土地の人はいっている。
ヤマメはサクラマスの子供だともいっている。そのほかに口黒、本マス、トキシラズ。これはシャケとマスのあいのこだという。
シャケとマスは、一年中解禁はなく、しろうと釣り師はとってはいけないのだが、いずこも同じ浜のマサゴと密漁釣り師が盛んで、川のまん中で釣っていて、見まわりがくると、向こう岸へ行ってしまう。管轄が違うのでなんともいえない。また、いつでも、ヤマメを釣っているんだといえば、シャケ、マスを釣ってもよいのだそうだ。
学説ではわからないが、土地の人はヤマメはオスばかりだといっている。山女魚と書いてメスが少ないのもおもしろい。ウナギはオスが多く、フナはオスが少ない。ぼくなどはフナに生まれてくれば、こんな顔でもモテたことだろうと思う。