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えどまえのつり

江戸前の釣り

三遊亭 金馬

線上閱讀三遊亭 金馬《江戸前の釣り(えどまえのつり)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 106,910 字 · 214 頁

青空文庫

太公望は、しろうと釣り師ばかりでなく、後年は漁師である。東海のあたりに呂尚という人あり、困窮して七十になって魚釣りをし、生計を営むというから、初めは楽しみに釣りをしていて、後年、半漁師的暮らしをしていた。渭水に釣り糸をたれているところへ、周の文王という人が狩にきて出会い、話してみるとりっぱな人物。

「私の父の太公が生存中、やがて、この国にりっぱな人がくる、その人の力を借りよ、といっていたが、あなたは私の父・太公の望んでいた人である」

と、一緒の車に乗って城へ帰り、呂尚を太公望と呼んで尊敬した。

釣れますかなぞと文王そばへ寄り

研堂氏の言を借りれば、養老保険にはいっていなかったし、停年のお手当てにもあずからず、目的は魚を釣るのでない、自分から使ってくれと頼みこむと月給が安いので、われを見出す名君はなきかと待っているところへ、文王が通りかかり、「何が釣れます」と聞いたので、一生の浮沈ここにありと、

「魚は餌を求めてその糸を引く、人は知行をもらって君に服す。小さき針には小さき魚がかかり、大きな針、大きな餌に大魚が釣れる」

ぼくを高い給料で雇ったほうがお得ですよと、なぞをかけた。