輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

うみのおどり

海の踊り

小川 未明

線上閱讀小川 未明《海の踊り(うみのおどり)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 3,419 字 · 7 頁

青空文庫

ものすごい、沖の方から、たえず波は、ドドウ、ドドウとがけの下に打ち寄せている。そして、かなたの空は、真っ暗でありました。そこには、無数の白いうさぎが、駆けているように、波頭が光って見えるばかりでした。

*   *   *   *   *

人間でもそうであるように、まれには、仲間どうしだけで、宴会を開きたいものです。海の男女の神たちは、急に、舞踏会を催すことになりました。

「おまえの力で、人間の船を、みんな吹き飛ばしてくれ。」と、男の神は、風にいった。

急に、空模様が変わってきたので、あたりをこいでいた船は、あわてて港をさして逃げました。

「さあ、今年の冬の踊りおさめに、みんながうたって、騒いでくれ。」と、一人の神が命令すると、風は、凱歌をあげ、幾百千万の波は、手をたたいて乱舞し、黒雲は、雷を鳴らして、火を振りまわしながら駆けり、そして、ここににぎやかな、舞踏会は開かれたのでありました。

女神らは、手を取り合って、素足で、長い、緑色の裳裾をひきずって、入り乱れて舞いました。また、男神は、声高らかに、

海は、自由だ。海は、若い、

幾千万年前も、いまも変わりはない、