輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

しんざんのあき

深山の秋

小川 未明

線上閱讀小川 未明《深山の秋(しんざんのあき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 4,725 字 · 10 頁

青空文庫

」

これをきくと、きつねは、そり身になって、

「あ、私も、ここにいて、その雲を見るのだった。いままで、竹やぶの中で、眠ってしまいました。あなたの声をききつけて、びっくりして目をさましたのです。」といいました。

老いざるは、ふたりに、使いを頼みました。きつねは、洞穴にいるくまのところへ、そして、りすは、谷川のところで獲物を待っているであろうおおかみのところへいくことにしました。

りすは、いきがけに、老いざるを振り向きながら、

「ぶどうは、すこし過ぎたが、まだいいのがあります。かきもなっているところを知っていますし、くりや、どんぐりや、山なしの実など、まだ探せばありますから、かならずいい宴会ができますぜ。なんといっても、これから、長い冬に入るのだから、うんと一日みんなで仲よく遊びましょうよ。だいいち、この山にすむものの好みですから、おそらく不賛成のものはありますまい。」といいました。

同じく、異った道の方へいきかけたきつねは、

「そうとも、たとえ人間ほどに道理がわからなくとも、俺たちにだって義理はあるからな。」といいました。

「人間の義理なんて、あてになるもんじゃないよ。