輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

えんげきのようしき――そうろん

演劇の様式――総論

岸田 国士

線上閱讀岸田 国士《演劇の様式――総論(えんげきのようしき――そうろん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 11,091 字 · 22 頁

青空文庫

「野外劇場」で演ぜられる「祝祭劇」などは、そういう目的をもつて書かれたものである。

ローマ時代の旧跡「円形劇場」における壮大な楽劇の試みも、イタリアなどで行われている。

これと反対に、「室内劇」と称し、極めて少数の観客を対象とするサロンの一隅に舞台を設けた「演劇」の実例を私は知つている。これにも、アマチュアの道楽に類するものと、専門家の研究的態度から出発したものがあつて、それぞれに、主催者と観客との要求を反映していることに興味をひかれた。

これをみても、観客は、常に、その質と、自然な欲求とによつて、ある種の「演劇」を創造する貴重な役割を負つていることがわかるのである。

劇場と観客との関係によつて、一つの特殊な雰囲気を作りだし、これによつて、一国の文化水準を測り得る「演劇」の社会制度が、古い文明国には存在する。

「国立劇場」、「帝室劇場」、「公共劇場」がこれである。

前二者は、それぞれに、国庫の補助によつて成立し、多少アカデミックなところはあるが、管理者にその人を得れば、十分に国民の期待に添う「選ばれた演劇」を、比較的低廉な料金で鑑賞できる唯一の場所なのである。