輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
ごくちゅうせいかつ
獄中生活
堺 利彦
線上閱讀堺 利彦《獄中生活(ごくちゅうせいかつ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 15,443 字 · 31 頁
一九 出獄当座の日記
(附)園遊会の記
秋水は、病床に半ば身を起して予の手を握った。彼は予の妻とともに甚だしく痩せていた。
歌のようなものが一首できていた。
いつしかに桐の花咲き花散りて葉かげ涼しくわれ獄を出ず
監獄の中で風情のある木は桐ばかりであったから。
一九 出獄当座の日記
六月二十日 出獄。終日家居、客とともに語りかつ食う。
二十一日 出社。社中諸君が多忙を極めている間に、予一人だけ茫然として少しも仕事が手につかず。
二十二日 同上。
二十三日 編輯終る。予は少々腹工合を悪くした。
二十四日 腹工合甚だ変也
二十五日 とうとう下痢をやりだした、よほど注意はしていたのだが。午後下剤を飲み、夜に入りて十数回の下痢があった。
二十六日 せっかくの出獄歓迎園遊会に出席はしたが、何分疲労が、甚だしいので、写真を取ったあとですぐに帰宅した。
二十七日 秋水の家に風がよく通すので、午後半日をそこで暮した。二個の病客が床を敷き並べて相顧みて憮然たるところ百穂君か芋銭君かに写してもらいたいような心地がした。
二十八日 ようやく下痢がとまった。粥を食い、刺身を食い、湯に入る、甚だ愉快。
(附)園遊会の記
六月二十六日午前九時より堺生の出獄歓迎を兼ねて園遊会が開かれた。