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ししまいざっこう

獅子舞雑考

中山 太郎

線上閱讀中山 太郎《獅子舞雑考(ししまいざっこう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 8,092 字 · 16 頁

青空文庫

六、獅子舞は寺院から神社へ

赤羽八幡社の獅子頭

「信西入道伝来の獅子舞図」のキャプション付きの図

信西入道伝来の獅子舞図

「平安朝の獅子舞(年中行事絵巻)」のキャプション付きの図

平安朝の獅子舞(年中行事絵巻)

六、獅子舞は寺院から神社へ

獅子舞は後世になると、もっぱら神社に属してしまったが、これは古くは寺院に属していて、葬礼または仏会の折に、用いられたものと考うべきである。奈良の東大寺や大阪の天王寺の獅子舞は、ともに有名なものであって、しかもその創始期は、獅子舞が隋唐の文化とともに、我国に輸入された奈良朝まで溯ることが出来るように思われる。さらに「江家次第」によると、興福寺や法勝寺にも、獅子舞のあったことが見えているから、寺院と獅子舞との関係は、神社と獅子舞との交渉よりは、一段と古いものであったと見て、差支えないようである。

それでは神社の獅子舞は、寺院のそれを学んだものかと云うに、私には決して左様であったとは信ぜられぬ。即ちここに我が固有の鹿踊へ、渡来の獅子舞が、附会したのであると考えるのである。

詳言すれば我国の鹿踊は、元から神社に附属(鹿踊の起原や発達を言わぬと、独り合点に陥る嫌いもあるが、それを言うと埒外に出るし、かつ長文になるので省筆する)していたのであるが、そこへ支那から来た獅子舞が、寺院に多く用いられ、神社(鹿踊)対寺院(獅子舞