輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
がひつにいきるごじゅうねん
画筆に生きる五十年
上村 松園
線上閱讀上村 松園《画筆に生きる五十年(がひつにいきるごじゅうねん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 12,936 字 · 27 頁
暫くして、松年先生が学校を退かれたので、私も学校を止め、松年塾で学ぶようになりました。松園という雅号は、その頃、松年先生からいただいたものです。その後、幸野楳嶺先生に師事し、先生の歿後、竹内栖鳳先生を師といたしました。
一山のスケッチ帳
人物画は、江戸絵、錦絵のあった、東京方面にはよいお手本もありましたが、京都には花鳥の画家が多く、ほとんど美人画を見る機会がありませんでした。ですから、鏡に自分の姿を写して写生したり、いろいろの人をスケッチしたりして、ほとんど自分で勉強いたしました。いつも袂に矢立と半紙を入れて歩きました。祇園祭りは、他の人と異なる意味で、私には特別に楽しみに待たれました。と申しますのは、中京辺りの大店では、どこの店でも家宝とする立派な屏風を、祇園祭りの間中店に飾ります。代々つづいている大きな老舗では、誠に立派な屏風を持っております。「お屏風拝見」といえば、どこの店でも快よく上へ上げて見せてくれる習慣がありまして、お客が多いほど自慢となるのです。私も、道を歩いていて、よい絵の屏風があると、「お屏風拝見」といって上がり込みます。