輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

かがくブームへのくげん

科学ブームへの苦言

中谷 宇吉郎

線上閱讀中谷 宇吉郎《科学ブームへの苦言(かがくブームへのくげん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 12,269 字 · 24 頁

青空文庫

。海洋学の定説というのは、そういう程度のものなのであろうか。

まあこういう意味の言葉であった。

これはたいへん面白い話である。さすがにベテランのジャーナリストというものは、偉いものである。一寸見ただけで破れるものが定説であったのはおかしい、というこの見方が、一々の科学知識よりも大切なのである。阿部さんは恐らく海洋学のことは、何も御存じないのであろうが、それでもこの記事が間違っていることは、すぐわかったのである。ジャーナリストは、科学のすべての面にわたって、正確な知識をもっている必要はない。科学者にも、それはできないことである。ただ「はてな」という気持の眼さえ開けていれば、疑問は出せる。疑問をもつことができれば、それで充分である。きく人はいくらもいるから、電話一本ですむ話である。

この例なども、いわば一寸魔がさしたというのであろう。そしてその魔の秘密は、どうも「放射性廃棄物の処理法」にあったのではないかと思われる。放射能ときくと、すぐにぴんとくるので、忽ち「海洋学を新しく組み変える大発見」が産まれたのではないかという気もする。この邪推は、次の日の毎日新聞の短評欄を見たときに、ふと頭に浮んだことである。