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かがくろん

科学論

戸坂 潤

線上閱讀戸坂 潤《科学論(かがくろん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 142,817 字 · 278 頁

青空文庫

だからこそ吾々は科学が知識(それは模写だった)の組織だということを強調する必要があったのである。

で、科学は別に特別な知識ではなくて、結局は知識(Wissen)そのものにすぎない。ただ諸実在部分の実在上の集団化・凝結結晶に相応して、夫々一個の単位としての統一を受け取った限りの知識集団・知識組織が、科学の資格を持った知識となる*。だから科学は一方に於て、総括的な唯一の単数名詞であると共に同時に又複合名詞でもあるのであるし、他方に於ては、諸科学の体統に於ける夫々の任意のブランチが、夫々一個の独立な科学となることも出来る。諸科学の独立・対立による科学分類はその客観的根拠をここに持つのである(科学の分類に就いては後を見よ)。

* 科学が普通、「根本的で完全した知識」などと考えられるのも、この意味からである(例えば B. Bolzano, Wissenschaftslehre Vorrede の如き)。

科学と単なる知識との区別が、科学の体系・組織にあるとして、この体系・組織は云うまでもなく体系づけられ組織づけられた結果に他ならないから、そこには当然、体系・組織づけの方法がひそんでいる。