輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

びしょくとじんせい

美食と人生

北大路 魯山人

線上閱讀北大路 魯山人《美食と人生(びしょくとじんせい)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 1,545 字 · 3 頁

青空文庫

日本の食器には及ぶべくもないが、中国は宋代より明末までは食器の発展が大したものであった。目下は食物も料理も食器も、日本と同じように堕落してしまい、よく恥ずかしげもなく平ちゃらで、バカな真似してられるものだと思われてならない。自分たちの過去にはどんな食器を生み、どんな料理をどう盛ったかなど、考えて見る者もないのが、中国料理、日本料理の現状である。食器をつくる者、食の雅俗を知らず、料理する者、食器の可不可を弁えず、これでは料理と食器のコンビは失われ、犬猫同然で、甚だ残念である。

要するに、与えられたる人生を美しく強く自由に生き抜かんとするには、この際、食物のみを挙げて言うならば、美味いものばかりを食い、好きなものばかりを食い、三度三度の食事に快哉を叫び続けることだ。ついでに食器の美も知って、つまらない食器では飯は食わぬというだけの識見を持ち、深く有意義に終るべきだ。食道楽も生やさしいものではない。とにかく、かつての日本の衣食住は、すべて立派であった。国外に遠慮するものあったら、それは間違いだ。

(昭和二十九年)