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どくしょほう
読書法
戸坂 潤
線上閱讀戸坂 潤《読書法(どくしょほう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 130,289 字 · 257 頁
ここでのジードは、もはや、つけ足しにそう云っていないでもないに拘らず、ソヴェートの友としてではなくて、専らジードの友として物語っている。「イライラした」語調や「ギラギラした」文体と批評されているのは、彼自身何を云おうと守るべきものはソヴェートではなくなってジードの思想自身になっていることを告げているのだ。
私は之を不当だとも正当だとも云わない。併しまず第一に、不可解なのは訳者堀口氏の左の「あとがき」の一部に関する点だ。『紀行』中でこう叫んだその声も、今は絶望と反抗の声に紛れてしまっている。曩には、人間的感情といい、青春といったようなものは、無条件に承認し得たのだった。それが「修正以前の唯一のオアシスだったのだ。ところが、今はただ良心に従ってソヴェート連邦に容赦のない反撃を加え、徹頭徹尾ソヴェートの敵になってしまうより仕方がなくなった。」私にとっても亦、『修正』の読後に、訳者と似た印象が残る。この印象がジードの本意にかなっているかどうかは知らぬ。つまり堀口氏の右のような解説が、当っているかどうかは知らぬ。併しどうも直接の印象は誰によってもこのようなものであろう。