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めいしんかい
迷信解
井上 円了
線上閱讀井上 円了《迷信解(めいしんかい)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 48,601 字 · 96 頁
よって祟のことを説く前に、死霊、生霊のことを述べなければならぬ。俗間にて死霊、生霊が人に憑くということを申しておるが、これは狐狸や天狗が人に憑くというに同じく、精神病の一種である。されど、あえて精神病に限るにあらず、大病、重患にかかるときに、平素多少己に対して遺恨を有するものあれば、その霊魂が乗り移りて己を悩ますようになると信じておる。これは、古代未開の時代に病気の起こる原因を知らざりしときの迷信が、今もって愚民の間に行われておるのである。世に魔がつくとか神が乗り移るとかいうも、みな同じ道理じゃ。かくして病気に悩まされているものあれば、ほかよりこれを評して、なになにの祟であると申す。その祟に、死霊によりて起こさるるものと、生霊によりて生ずるものとがある。また、中には神仏の祟ということもある。その他、動物につきても、犬の祟、猫の祟等と申しておる。この祟のことにつき、ある書に批評したものがある。すなわち、「人が己に遺恨ありとて、生きてはつき死してはつきて、そのうらみを自由に報い得ることならば、大義にかかる源義経、武蔵坊弁慶などは、早速に梶原をとり殺し、大義の本意を達すべきに、さようのことなきは、はなはだ怪しむべきことなり。