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ぶくぶくながながひのめこぞう
鈴木三重吉童話集
鈴木 三重吉
線上閱讀鈴木 三重吉《鈴木三重吉童話集(ぶくぶくながながひのめこぞう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。
N3 · 進階 · 新字新假名 · 58,287 字 · 119 頁
厩頭は自身でたしかめにいきました。そうすると、ほんとうにウイリイの部屋から灯がもれていました。
ウイリイは、人が来たのを感づいて、急いで羽根をかくしました。それで厩頭がはいって来たときには、部屋の中はまっ暗になっていました。
厩頭は画きかけの画を取り上げていきました。
翌る日、厩頭は王さまのところへ行って、ウイリイのことを訴えました。どんな灯をつけるのかそれはわかりませんが、とにかくその灯でこんな画を画いておりましたと言って、取って来た画をお目にかけました。王さまは、すぐにウイリイをお呼びになって、
「これはどうした画か。」とお聞きになりました。
「私が画きましたのでございます。」とウイリイが申しました。王さまは重ねて、
「まだほかにもあるか。」とお聞きになりました。ウイリイは正直に、まだいくまいもございますと言って、ほかのもみんな持って来てお目にかけました。
御覧になると、すべてで三十枚ありました。それがみんな同じ一人の女の顔を画いた画ばかりでした。その中で、一ばんしまいにかいたのが一ばんよく出来ていました。王さまは、
「これは何から写したのか。お前は灯はともさないと言い張るそうだが、暗がりで画がかけるのか。