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れいこんだいじゅうごうのひみつ
霊魂第十号の秘密
海野 十三
線上閱讀海野 十三《霊魂第十号の秘密(れいこんだいじゅうごうのひみつ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 43,100 字 · 86 頁
の中へはいり切りだった。
二宮君と三木君もやって来たので、三人して、猫と鼠の格闘でめちゃめちゃになった装置の復旧を手つだった。この仕事は、一日では終らなかった。あと四五日はかかるであろうと思われた。
友だちが帰ってしまったあと、隆夫はひとりで金網室の中にぼんやりとしていた。が、彼は急に、電波のみだれ飛ぶ世界を耳でうかがってみたくて、たまらなくなった。
そこで大急ぎで、残った部品を仮りの接続でつなぎあわせ、金網の外へ出て、パネルについている電源スイッチをおそるおそる入れてみた。
受信波長の調整もしてないから、どのあたりの電波に同調するか分らない。いやそれよりも、果して装置が働くかどうか疑問であった。
真空管は、とぼった。さあ次は雑音が出る番だ――と思った。ところが、とつぜん天井の高声器から人の声がとび出した。ただの声でない。呻くような、呪っているような、男とも女とも分らない、いやな声であった。
いったい何者なのか。電波怪異はこのときに始まる。
雑音の推理
まさしく、高声器から、音声が出ているのだった。それは、何をいっているのか、意味が分らなかったが、とにかくそれが音声であることは了解された。