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かまをきずいてしりえたこと
魯山人陶説
北大路 魯山人
線上閱讀北大路 魯山人《魯山人陶説(かまをきずいてしりえたこと)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 46,780 字 · 98 頁
自分はここに他人の拵えた生地には非常な不満足を生じ、自ら土を採って作るのでない限り、到底自分の意に満たないという結論に到達した。
また一つの事実として、みずから全部を作らなくば自作品とは言えぬ。上絵だけを付けて、魯山人作の銘をつけて来たことが今更に辱じられた。それは詐欺の行為であったからである。生地を他人に作らせ、上絵付けを自分がするのは、合作であって自作ではない。殊に陶器は絵付けが主でなくて、土の仕事が主である。その土の仕事は無知な職人に任せて、絵付けを自分がしているなど、少なくとも作陶精神に於ては主客転倒している。と言って、自分は根本的に合作を否定する者ではない。合作の場合は同職程度の役者が揃う必要がある。木米の絵に山陽が合し、仁清の陶器に宗和が意匠することは合作の妙味を発揮する。しかしながら、作者が一方は美の教養なき職人であって、一方は素養ある人物であるとする場合は、根本的に合作の意義をなさぬ。ここで自分は如何に苦心しても、土の仕事を自分でしなくてはならぬと決心した。轆轤の仕事などは難しいとされているが、轆轤場に修業に来た徒弟が三年も経てば、結構轆轤仕事が出来るようになる例をもってしても、自分は確信を以てそれに臨まれるとした。