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かまをきずいてしりえたこと

魯山人陶説

北大路 魯山人

線上閱讀北大路 魯山人《魯山人陶説(かまをきずいてしりえたこと)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 46,780 字 · 98 頁

青空文庫

この四人の特色が一々に異なっていることは、固より不思議のあろうはずはないが分けても刮目に価いすることは、小生を別にした四氏が、揃いも揃って在来の茶道的鑑賞を問題にしていないことである。日本的最高所を軽視することである。ここで明白に、無視しているということも、どうかと思われないでもないが、ともかく茶道鑑賞、すなわち美術鑑賞を根幹として樹ち、三、四百年も流れて来ている茶道鑑賞に一向関係がついていない。このことは、それぞれの作品に徴して明白である。

茶道趣味に関係がないとなってみると、そこに何が生まれるかを語る前に、考えねばならぬことは、なぜ茶道鑑賞を取り入れないかということである。得手勝手な臆測を理由として否定しているか、訳もなく食わず嫌いを標榜しているか……それを検討する必要があろう。それがいずれにしても誤謬から生まれている囚われであることは、私どもの眼にはそれとなく察せられる。それもある理由により否定すると明白なものであってみればまだしもであるが、茶道など何となく面倒に感じられるから覗いて見ないまでである……の粗末な感情で茶道鑑賞をうっちゃっている……では残念である。