輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

おおかみをだましたおじいさん

おおかみをだましたおじいさん

小川 未明

線上閱讀小川 未明《おおかみをだましたおじいさん》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。

N3 · 進階 · 新字新假名 · 2,164 字 · 5 頁

青空文庫

おじいさんは、自分のいったことが、おおかみにわかったものかと、不思議に思いながら、なるたけおおかみのそばをさけて、田や、圃の中を横切りながら、歩いていきましたが、その間は生きた気持ちもなく、村をさして急ぎました。すると、ずっと後から、黒いおおかみは、やはり、こちらについてくるのでした。

おじいさんは、懐にあるだけのマッチをすっては、火をつけて、たばこをふかしながら歩いてきました。獣は、みんな火をおそれたからです。

やっと、おじいさんは、村のはずれに着きました。そこには、猟師の平作が住んでいました。

「平作――早く出ろ、おおかみがきたぞ!」と、おじいさんはどなりました。

平作は、銃を持って、家の外に走り出ました。そして、おじいさんの振り向く方を見て、「あれか。」といって、黒いものをねらって打ちました。

しかし、弾は、急所をはずれたので、おおかみは、雪の上に跳り上がって、逃げてしまいました。

おじいさんは、自分は智慧者だろうと、家へ帰ってから威張っていました。

一方、息子は、こんな晩方、おじいさんを独りで帰したのを後悔しました。

「どうか、まちがいがなければいいが。