輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
ごんごろがね
ごんごろ鐘
線上閱讀新美 南吉《ごんごろ鐘(ごんごろがね)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 8,707 字 · 18 頁
小松山のそばまで来たが、まだ誰も帰るようすを見せなかった。帰るどころか、みんなの顔には、町まで送ってゆこう、という決意があらわれていた。
しかし僕たちは小さい子供はつれてゆくわけにはいかなかった。そこで松男君の提案で、新四年以下の者はしんたのむねから村へ帰り、新五年以上の者が、町までついてゆくことにきまった。
しんたのむねで、十五人ばかりの小さい者がうしろに残った。ところが、そこでちょっとした争いが起こった。新四年だから、帰らねばならないはずの比良夫君が、帰ろうとしなかったからだ。五年以上の者が、帰れ帰れ、というと、比良夫君はいうのだった。
「俺あ、今四年だけれど、一年のときいっぺんすべっとる(落第している)で、年は五年とおんなじだ。」
なるほど、それも一つのりくつである。しかし五年以上の者は、そんなりくつは通させなかった。とうとう腕ずくで解決をつけることになった。
松男君が比良夫君に引っ組んだ。そして足掛けで倒そうとしたが、比良夫君は相撲の選手だから、逆に腰をひねって松男君を投げ出してしまった。
こんどは用吉君が、得意の手で相手の首をしめにかかったが、反対に自分の首をしめつけられ、ゆでだこのようになってしまった。