輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
みうらろうじんむかしばなし
三浦老人昔話
岡本 綺堂
線上閱讀岡本 綺堂《三浦老人昔話(みうらろうじんむかしばなし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 113,637 字 · 224 頁
そうして万一おれが不意にあばれ出すようなことがあったら、すぐに取って押さえてくれ。おとなしく云うことを肯かなかったら、縄をかけて厳重に引っくゝってくれ。かならず遠慮するな。屹とたのむぞ。」
なんの訳かよく判らないが、新五郎は素直に受合って、兄の指図通りに大小や槍のたぐいを片附けてしまいました。自分はこゝに泊り込むつもりですから新五郎は兄と一つ蚊帳に這入る。用があったら呼ぶからと云って、お幾を女部屋に休ませる。これで家のなかもひっそりと鎮まった。入江町の鐘が九つ(午後十二時)を打つ。阿部さんはしばらくうと/\していましたが、やがて眼がさめると、少し熱があるせいか、しきりに喉が渇いて来ました。女部屋に寝ているものをわざ/\呼び起すのも面倒だと思って、阿部さんはとなりに寝ている弟をよびました。
「新五郎、新五郎。」
新五郎はよく寝入っているとみえて、なか/\返事をしません。
よんどころなく大きい声でお幾をよびますと、お幾はやがて起きて来ました。主人の用を聞いて、すぐに茶碗に水を入れて来ましたが、そのお幾の寝みだれ姿というのが又一層艶っぽく見えました。と思うと、また例の声が哀れにきこえます。