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じんこうえいせいへくみとりぶねがいくはなし
人工衛星へ汲取舟が行く話
中谷 宇吉郎
線上閱讀中谷 宇吉郎《人工衛星へ汲取舟が行く話(じんこうえいせいへくみとりぶねがいくはなし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 719 字 · 2 頁
これもどうも、何となく後味の悪い案である。中秋の明月の晩、月をめでていると、スーッと流星がとぶ、これがあれだと思うと、月見の宴もだいぶ興がそがれるであろう。
一番よいのは、地球へもって帰って捨てる案である。どうせいろいろな物資を補給するための宇宙ボートが、人工衛星へものを届けるにちがいない。その帰りに持って帰ってもらうのが一番簡単である。帰りは汲取舟になるわけである。
宇宙時代になっても、やはり汲取舟は必要だというのが、人間なのである。(昭和三十二年十二月)