輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
がんりゅうじま
仇討二十一話
直木 三十五
線上閱讀直木 三十五《仇討二十一話(がんりゅうじま)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 16,854 字 · 35 頁
「致しておりませぬ」
「心静かに勝負なされい」
「有難う存じ奉ります」
中川十内、同じこと、
「佐々木九郎右衛門、出ませい」
右手から、
「衣類下を改めい」
足軽、九郎右衛門の衣類の上から撫でてみて、
「着用致しておりませぬ」
「よし、卑怯な振舞致すまいぞ」
「有難く存じます」
「盃」
一人の足軽が白木の三宝に土器(かわらけ)をのせて中央へ持って出る。後のが手桶を提げて行って、
「盃をなされ」
足軽の出す土器を受けて九郎右衛門が一口、受取って足軽が十内に指す、十内弥五郎に指して弥五郎から清十郎へ廻ったのを、口をつけて、
「いざ」
と叫ぶ。発止と地になげつけて砕く。と、どーん、どーんと合図の太鼓、足軽が三宝を下げるとき、四人は刀を抜いて、
「さあ」
足軽は左右に二人ずつ、六尺棒をもって、警(いまし)めている。真岡木綿の紋付に裁付袴(たつつけばかま)。足軽でも上等の方だ。
六
無言で四人が睨合っている。三人と一人との勝負には、余程段ちがいで無いと、一人の方から斬かけない。三人の一人が斬込む。外して外の一人へ斬込んで敵の陣をくずす、これが普通とされている。清十郎も九郎右衛門も普通の腕だから、まず十内が、