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さくがについて
作画について
上村 松園
線上閱讀上村 松園《作画について(さくがについて)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 5,541 字 · 11 頁
ですから皆それぞれ漢学の塾へ通い、長尾雨山先生の長恨歌などのお講義はよく聴いていたものでした。
また、寺町本能寺にも漢学の研究会というものが出来、ひと頃そこへも漢学のお講義をきくために通ったものです。
折々休むこともあり、制作中などは手が離せず欠席もしたことがありますが、それでもだいぶ永いこと通いました。
勉強ともあれば博物館にも出掛けて行って、支那絵の古画、絵巻物、ときどきは仏画などをも参考に資するべく、わざわざ奈良の博物館へ弁当持参で参ったものです。
その時代によって好みが移ってくるが、いろいろな画材をいろいろな角度から勉強し得たことは結局自分にとってこの上もないよい体験であったと思っています。
年少の頃から、研究の推移をふり返ってみますと、大体において南宗、北宗から円山四条派におよび、土佐や浮世絵などをもくぐって来、それに附加して博物館とか神社仏閣の宝物什器、市井の古画屏風を漁り、それぞれの美点と思われるところを摂取して、今日の私流の絵が出来上ったという次第であります。
花ざかり
「花ざかり」は私の二十六歳のときの作品で、私の画業のひとつの時期を画した作品と言っていいかも知れません。