輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
れっきょうかんしのちゅうしんにあるにほん
列強環視の中心に在る日本
大隈 重信
線上閱讀大隈 重信《列強環視の中心に在る日本(れっきょうかんしのちゅうしんにあるにほん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 5,124 字 · 10 頁
彼等の考えによると、戦争は怨みを植え仇を構える。そこで、各国共に今後は一層武を練り、軍艦製造所を設くれば兵器製造所をも増す。そして、国民は軍事教育を施し、軍隊精神の養成に勉め、その極、何時かはまた衝突するの機会を生じて、暗澹たる戦雲が再び天地を掩うに至ると見るのである。思想の浅薄なる者は、常にかくの如き事をいう。独り、独人のみでは無い。米人の如きですらも、また同様である。米人は平和主義の国民であるというが、その平和論からが頗る不徹底である。米人にして既に然らば、その他は推して知るべしであろう。由来、経済戦争というが、経済は言うまでも無く吾人の欲望に根蔕し、その無限の欲望の衝突が、ついに流血を見る戦争となるのではないか。されば、その根本的精神の如何によりて、経済戦争というその語の中には、既に干戈相見ゆる戦争なるものの意義が潜在しているのである。
然らば、その根本的精神が真に文明の調和に在るか、思想、感情の調和に在るか、はたまた人類共通の幸福平和に在るか。これ吾人の聴かん事を欲するところで、それならば天下は泰平で、吾人はこの世の生活を楽しむ事が出来るが、然らずんばこの世は生き甲斐なき永久の修羅場であって、ついには人類の滅絶が来るであろう。