輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
なんとうをおもいて
南嶋を思いて
新村 出
線上閱讀新村 出《南嶋を思いて(なんとうをおもいて)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 6,941 字 · 14 頁
かくの如くして南島に対する詩味が自分の心から去りやらぬうちに伊波君の『古琉球』が我手に届いた。附録を除いて正に四百頁に近い冊子に、研究に資する所甚だ多く一読して趣味最も饒かなる琉球文献学上の論著二十五篇を収めたもので、主として一たび東都または郷土の雑誌や、新聞紙の上に表われたものを輯めたものである。行文いずれもリリカルな調をそなえ、毫も枯淡の嫌なきはこの種の著述に於て多とせねばならぬ。主張あり問題の提供ある所もあるが、要するに南島の神話伝説を探り、童謡俚諺を尋ね、あるいは古音旧辞を究め、歌詞楽舞を伝えて、古史研究に文献学に少からぬ寄与をされた功は特筆せねばなるまいと思う。
巻頭の「琉球人の祖先に就いて」の一篇は既に単行本『琉球人種論』で世の知る所であろうが、今幾多の趣味深き文章中より自分の感興に触れた二、三のものを挙げると、仮名書きの金石文にあらわれた倭寇史料や同じ書体で記されたいわゆる琉球最後の碑文にあらわれたる内裏言葉は(一は既に早く同じ人によって紹介されたものではあるが)古雅掬するに足る。
『おもろさうし』は夙に著者の先輩田島利三郎が伝えて東都の雑誌上にその一部を披露しまた多数は東京文科大学の国語研究室の一隅に十年余りこのかた所蔵されていたが、その詩味史興共にこれを闡明する学者もなかったところ、本