輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
きょうふのきせつ
叢書名著の復興1 恐怖の季節
三好 十郎
線上閱讀三好 十郎《叢書名著の復興1 恐怖の季節(きょうふのきせつ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 257,544 字 · 508 頁
仙太 ……へい。
(短い間、三人が仙太郎を見詰めている)
井上 チェッ、急ぐのだ! グズグズしている間に、奴等が、また京都にでも行ってしまって見ろ。よろしい、拙者一人で何とか……。
加多 待たれ。失敬なことをいうようだが、君一人では歯が立つまい。まして相手は二人三人になるかも知れぬ。仙太、いま更になってどうしたのだ?
仙太 ……お願えだ、ほかの人を。
加多 思い違いをしてはいけないぞ、これはわれわれが独断で命ずるのではない、田丸先生以下諸先生の最初からの計画にあったことだ。いま本隊不在中に知らせがあったため、実行に移るまでの話。思い違いをすな。
水木 貴様、臆病風に吹かれたな。軍律を忘れたか! 斬って捨てるぞ!
仙太 そうじゃござんせん、そうじゃねえ。……が、臆病風に吹かれたとして置いて下すってもいい。加多さん、俺、少し考えてえことがあるから。
加多 いって見ろというのだ、それを。聞こう、筋の通った話ならば、われわれも考えて見よう、無駄にはすまい。
仙太 いいえ、筋の通ったなんぞと、そんな訳のもんじゃねえ。ただねえ、ここの挙兵以来、ズーッとやって来たこと、こんなことばかりしていてよいと、お前さん方、思っていなさるかねえ? こないだからたずねようたずねようと思っていたが折が無かった。