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うもんとりものちょう
右門捕物帖(二)
佐々木 味津三
線上閱讀佐々木 味津三《右門捕物帖(二)(うもんとりものちょう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 221,941 字 · 435 頁
そこで、従来の右門ならば、つねにかれの好んで用いるからめて攻めの吟味方法によって、まず第一に江戸錦その者を洗いたて、いかなる原因によってそれなる相手がたの秀の浦から、関取りたちもおじ毛立つと称されている命取りの鉄砲をかまされようとまでされるにいたったか、それを詮索し推断するのが事の順序でしたが、しかしこしゃくなことには、あばたの敬四郎がすでにもう江戸錦を独占していましたので、ここにおいて右門の選ばねばならぬ進路は、勢い直接に秀の浦その者に当たらなければならなくなりました。右門としてはあまり好ましくない大手攻めの吟味方法でしたが、今となっては事情やむをえないことでしたから、伝六に目くばせすると、うち連れだって、ただちに西方相撲連のしたくべやにはせ向かいました。
雨となるか、あらしとなるか、いかなる遺恨子細によってかかる封じ手を用いようとするにいたったか、事は疑問の慓悍児秀の浦の告白にすべての興味がつながれることになりましたが、しかし総じて物事というものは、とかくいま一歩ひと息というところで蹉跌しがちなものです。
「え? 秀の浦でごんすかい。あの野郎は、だれかごひいき筋のお客から、お酒のごちそうがあるんだとか申しまして、ほんの今ひと足先にけえりましたよ」