輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

あいこくしんわたしはこうおもう

和人は舟を食う

知里 真志保

線上閱讀知里 真志保《和人は舟を食う(あいこくしんわたしはこうおもう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 70,567 字 · 144 頁

青空文庫

ております。“日和申し”とは、天気願いの意味でありますが、それには次のように書いてあります。

「彼地風雨しげく、海上波荒れて、久しく漁猟なりがたく、舟の渡海もなりかたき時は、所の者を雇いて、日和申しをする。まづ、人数四五十人も雇いて、一方へ四五十人づつ、両方へ立ち分れ、さて合図を以て、双方より、相互に銘々鞭をもつて、眼鼻もわかたず、はげしく打ちあうこと、しばらくあつて、後、東風を祈る時は、西方の者ども負けて引しりぞくを、東の方から追いくずす。北風を祈る時は、南北に立ち分れ、南の方の者ども、負けて引退くを、北に立ちたる者ども、これを追いまわる。晴天ばかりを祈りて、風を望むことなれば、惣勢一所に集まりて、天を拝して去る。予が知りたる人、彼地へ渡りし事ありて、久しく日和悪しく難儀せしに、この時すすめし事ありて、執行せしに、忽ちに、よき追風を得て、古郷へ帰りしと聞く。この時、自然と追風を得て然るにや、但し又、件の事をとり行いし故にや、計りがたし」

と、いうのであります。

文献には、風鎮めの呪法として記録されているにすぎない、このような呪術的演劇が、本来は、古く、お祭の際に演じられている習いであった、原始的な仮装舞踊劇と密接な関係に立つものなのであります。