輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

『ちきゅうとうなん』のさくしゃのことば

『地球盗難』の作者の言葉

海野 十三

線上閱讀海野 十三《『地球盗難』の作者の言葉(『ちきゅうとうなん』のさくしゃのことば)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 5,196 字 · 11 頁

青空文庫

と変えた次第であるが、今から考えるとまことに相済まぬことをしたと思う。

さて最後に据えてある『地球盗難』は、昭和十一年「ラヂオ科学」誌上に連載された科学小説であって、僕の書いたものでは最長篇であり、且つは最近の作である。それは宇宙の神秘を取扱ったり、妙な生物が他の遊星から飛来することなどは『崩れる鬼影』にちょっと似ているが、作者の覘ったところはその題名に示す『地球盗難』なる不可思議なる四文字に籠っているのであって、自分としても相当苦労をした作品であるが、尚、これを書き上げるについて、柴田寛氏の激励と、友人千田実画伯こと西山千君の卓越した科学小説挿絵と、原稿催促に千万の苦労を懸けた林誠君の辛抱強さとがなかりせば、到底完成しなかったであろう。本書上梓に当って篤くお礼を申上げたい。

さて、これから僕は、いよいよ腰を据えて科学小説を書くつもりである。ではどんなものを書くか。その答はここには書かないで、小説の形にした上で諸君に答えようと思う。

科学小説を大いに隆盛にしたい。僕一人の力だけでは到底どうなるわけのものではない。有力にして天分有る隠れたる作家が多数現われ、そこに科学小説壇というものを作り、お互いに研究し合い、刺戟し合いしてこそ、始めて意義あり且つ甚大なる発展が期待されるのである。