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たいくうまかん
大空魔艦
海野 十三
線上閱讀海野 十三《大空魔艦(たいくうまかん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 31,098 字 · 63 頁
丁坊の背中にあるのは、ダイナマイトが五本と手榴弾が十個に、食糧が二食分。これでも少年には相当の重さであった。
空魔艦の最後
空魔艦の根拠地がいよいよ目の前に見えてきた。そのころ急に天候が険悪になってきて、風がひゅうひゅうとふきだし、氷上につもっている粉雪を煙幕のようにふきはらった。
それをじっとみつめていた松川隊長は、
「橇犬にみつけられては、なにもならないから、風下からしのびこむことにする。この風で、風下からゆくのはつらいだろうけれども、どうか皆がんばってくれ」
といった。
一行は、なあにこれしきの風がなんだと、大いにはりきり、五人が縦にならんで腕をくみ、転ばないようにして根拠地に押していった。
はじめのころはソ連機などがうるさく攻めてきたものだが、空魔艦はそいつらをぽんぽん射おとしてしまったので、それ以来おそれをなしてやって来ない。北極の空は空魔艦の天下であった。だから今ではもう空魔艦は、自分の力のつよいことをたのんで安心し、まさか若鷹丸の探険隊などがおしかけてくるまいと思って油断していた。
松川隊の五勇士は、思いのほかやすやすと根拠地の中に入った。