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だいぼさつとうげ
大菩薩峠16
中里 介山
線上閱讀中里 介山《大菩薩峠16(だいぼさつとうげ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 268,946 字 · 520 頁
どうも物言い、恰好、それだ。それだとすれば、いつ、どうしてあすこへ駈けつけて来たのだろう、こっちの岸から駈けて行ったとも見えないし、あっちの岸から走りついたとも気がつかなかったが――さては隠れていたな、あの水門の蔭あたりに、ぴったりと身をひそめていたのだな。うむ、そうだ、こういうことが起るだろうとかねて心配していたものだから、その時の用心にと、あの水門の蔭あたりに隠れていて、それから双方の仲裁にかかろうという段取りだ。なるほど、そうありそうなこった。
この仲裁ぶりが見ものだなあ――米友はじりじりしながら、固唾を呑みました。
五
しかし、仲裁ぶりを見るといったところで、ここは遥かに隔たっているから、言語はむろん聞えず、ただ遠距離から活動写真を見ていると同様で、彼等の動作だけがわかるのみであります。しかし、動作だけにしてからが、銀幕の上に持廻りのすれからし物を見せられると違って、白日の下に、カッキリと実演によって見せられるのだから、要領を得ることは手にとると同様です。
双方から勢い込んだ竹槍の先陣が、この水門口のところで浪人姿のさむらいに支えられました。