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しょうねんたんていちょう

少年探偵長

海野 十三

線上閱讀海野 十三《少年探偵長(しょうねんたんていちょう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 110,286 字 · 221 頁

青空文庫

「あっ、こ、こ、これは戸倉老人!」

ああ、チャンウーとは戸倉老人の変装だったのである。

怪船黒竜丸

話変って、こちらは四馬頭目を救いだしたヘリコプターである。

海岸通りの万国堂のうえをはなれると、進路をしだいに西にとり、須磨から明石のほうへやってきたが、そこで急に進路をかえると、南方の海上へでていった。そして、淡路島の東海岸ぞいに、大阪湾の出口のほうへでていったが、やがて淡路の島影から、意味ありげに明滅する灯火をみると、しだいにその上空へすすんでいった。

ヘリコプターに向って、発火信号をしているのは淡路の島かげに停泊した、三百トンくらいの小汽船、その名を黒竜丸という。

ヘリコプターは黒竜丸のうえまでくると、ピタリと進行をとめ、しだいに下降してくる。やがて縄梯子のさきが甲板にふれると、四馬剣尺はよたよたと、縄梯子から甲板におり立った。それを見て、バラバラとそばへ寄ってきたのは木戸と仙場甲二郎。波立二はヘリコプターの操縦をしているのである。

四馬剣尺は甲板に仁王立ちになり、

「おまえたちは向うへいけ。それから五分たったら、机博士をおれの部屋へつれてこい。