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しょうねんたんていちょう
少年探偵長
海野 十三
線上閱讀海野 十三《少年探偵長(しょうねんたんていちょう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 110,286 字 · 221 頁
でもまだ生きています」
「新しく傷を負わせたのじゃなかろうね。そうだったら、頭目のきげんが悪くなるぜ」
「ふん、木戸さん、心配なしだよ。おれがそんなへまをやると思いますか。射撃にかけては――」
「そんならいいんだ。担架を持ってくるから、そのままにしておいてくれ」
木戸とよばれた中年の男は、ほっとした面持になって、うしろを振返った。担架をかついだ一隊が、停ったエレベーターからぞろぞろとでてくるのが見えた。
その中に、ひとりいやに背の高い人物が交っていた。首が長くて、ほんとに鶴のようである。顔は凸凹がはげしくて岩を見るようで、鼻が三角錐のようにとがって前へとびだしている。もうひとつとびだしているのは、太い眉毛の下の大きな両眼だ。鼻の下には、うすい髭がはえている。かますの乾物のように、やせ細っている彼。そして背広の上に、まっ白の上っぱりを長々と着て、大股ですたすたとやって来、ものもいわずにヘリコプターの上へ登ってはいった。
彼は、すぐでてきた。そして木戸の前に立って、ものいいたげに相手を見下ろした。
「どうだね、机博士」木戸は、さいそくするように、机博士の小さく見える顔を仰いだ。