輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

ばくまついしんかいこだん

幕末維新懐古談

高村 光雲

線上閱讀高村 光雲《幕末維新懐古談(ばくまついしんかいこだん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。

N3 · 進階 · 新字新假名 · 6,302 字 · 13 頁

青空文庫

その博物館の後ろの方に空いた室があって、それを美術学校で使っていたので、学校は博物館に同居していたのです。博物館の裏口に美術学校の看板が掲っていました。それで、彫刻の教場はどうかというと、バラックようのもので、まだ一つの教場という形を為しておらなかった。

教育博物館の方はなかなか整頓していて、植物などはいろいろな珍しいものが蒐めてあったが、或る方面は草茫々として樹木繁り、蚊の多いことは無類で、全く、まだ美術学校も開校早々という有様でありましたが、その中段々と生徒も殖えて、学校の範囲が広くなったものですから、博物館は引っ越して全部その跡を学校が使うことになり、年とともに旺んになったのであるが、明治四十四年の一月二十五日の零時二十分に出火して大半を焼失してから、さらに新築して現在のような形になったのであります。

私の学校へ這入った時分は、今の枢密院副議長浜尾男爵が校長で、故岡倉覚三先生が幹事、有名なフェノロサ氏が教頭という格で生徒がすべてで四十人位であったと思います。科は日本画と木彫との二科であった。これは日本の在来の美術を保存しまた奨励するという趣旨の下にこの学校が出来たもののように見えました。