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ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
線上閱讀高村 光雲《幕末維新懐古談(ばくまついしんかいこだん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 3,675 字 · 8 頁
かれこれする中に一人一人ずつ呼び出されました。一番初めには狩野老人の代理。次が確か橋本先生。それから夏雄先生というような順序であったと思う。……一同が元の席に就くと、皆が帝室技芸員というものを拝命した辞令を持っておりました。そうして手当として年金百円を給すというもう一枚の書附と二枚……これで一同は帝室技芸員という役を拝命したのだということは分りましたが、さて、その役目がどんなことをするのか、誰にも分りませんので、誰いい出すとなく評定が初まりました。
「一体、この帝室技芸員というのは何んでしょう。月に一度とか二度とか宮内省の方へ勤めるのでしょうか。何も勤めをせずにお手当を頂くということはないでしょう」
「無論、そうでしょうとも、何か御役目があるのでしょう」
など誰もいいましたが、さて何をするのか、とうとう分らずじまいで一同引き取って来たような次第であった。
それから、段々、宮内省の方へ関係のある人たち――たとえば博物館長の九鬼隆一氏。佐野常民氏。学校の方では岡倉先生――そういう方たちに右の帝室技芸員という役目について訳を聞きますと、「それは別段勤めるということはない。