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かいとうおう

怪塔王

海野 十三

線上閱讀海野 十三《怪塔王(かいとうおう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 167,635 字 · 337 頁

青空文庫

戦闘?

水兵さんたちは戦闘ときいて、心の中で、

(しめた!)

と、思いました。こんな内地で戦闘があるとはもっけの幸いです。大いに奮戦して、突いて突いて、突きまくろうと決心しました。しかし敵は何者でありましょう。塩田大尉はそのことにつき一言もいわれませんでした。

陸戦隊は、すぐさまボートを下しました。そしてそれに乗って、海岸めがけて漕ぎだしたのであります。

まったく不思議な出来ごとがあったものです。塔のなくなった海岸の景色は、なんだかすっかり間がぬけたものになりました。

「上陸!」

陸戦隊は一せいにボートから水際へとびおりました。

そこでいよいよ塩田大尉を先頭に、小浜兵曹長がつきそい、陸戦隊は塔があったと思われる例の森をめがけて、勇ましく行進していきました。

森はしずまりかえっています。白い砂も、青草も、みな黙ったきりです。迷子の怪塔はどこに立っているのでしょう。

怪塔の一つの謎

1

怪塔の一階では、いま帆村探偵と一彦少年とが、しきりに小首をかしげています。

「帆村おじさん、なぜこの塔の出口が、土の壁でふさがれたんだろうね」

「ふーむ、おじさんにもよくわからないのだ。