輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

ぎじゅつのてつがく

技術の哲学

戸坂 潤

線上閱讀戸坂 潤《技術の哲学(ぎじゅつのてつがく)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 84,443 字 · 164 頁

青空文庫

――知能が一般の他のイデオロギーの形態と異るのはこの点に於てである。

さて、知能の抽象的で形式的な規定づけはこうだとして、現在、こういう知能がその特殊な主体的条件となって出来ている社会層がかのインテリゲンチャ層であることは云うまでもない。そしてインテリゲンチャ層の特殊層の一つが即ち現代の学生乃至学生層である。知能は学生乃至学生層に於て、どういう風に特殊化され限定されていたか、又されつつあるか。

現代社会が学生と呼んでいるものは、一方に於て、例えば生徒から区別された意味での学生というような官制上の身分資格を指すのでもなければ、他方に於て、例えば陸海軍の学生というような官制上の副次的な属性を意味するのでもなくて、ブルジョア社会に於ける一つの社会身分を指している。だからこそ学生という名は時によって職業の名としてさえ通用するのである。職業は何か生活資料の直接な獲得――収入の如き――と不離な関係があるように考えられるかも知らないが、矛盾した資本主義社会に於ては、収入なる概念が甚だ困難な概念となるわけで、例えば余りに少ない収入は収入であっても何等生活資料の直接獲得にはならず、即ち結局収入の実際上の意味を失って了うのであるから、職業や収入と不離な関係に置くと、職業という概念が極めて狭いものにならざるを得ない。