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たんていしょうせつのなぞ

探偵小説の「謎」

江戸川 乱歩

線上閱讀江戸川 乱歩《探偵小説の「謎」(たんていしょうせつのなぞ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 119,820 字 · 235 頁

青空文庫

英のモリスンの古い短編に使われている。窓が少しひらいた高い階上の密室。ドアには鍵がかかっており、窓はひらいても、地上から何十フィートも高い所にあるので、外から登ることはできない。それにもかかわらず、その室内から宝石入りの装身具が盗み出される。

その宝石は部屋の中の化粧台の上に置いてあったのだが、それがあとかたもなく消え失せて、そのそばに主人には全く覚えのないマッチの棒が一本おちている。このマッチが探偵の推理のきっかけとなるのだ。結論をいうと、その犯人は一羽のオウムを訓練して、盗みをさせていたのである。オウムは高い窓から部屋にはいり、必ず宝石のついた品物を口にくわえて帰るように仕込まれている。だが、帰りには宝石をくわえているから大丈夫だけれども、往きには口が自由なので、オウムのことだから鳴いたり、何か喋ったりするかも知れない。それを防ぐために往きには必ずマッチの棒をくわえさせて、声をたてられないように訓練しておく。そして、宝石を見たら、マッチを捨てて、宝石の方をくわえて飛び帰るように慣らされていたのである。

「意外な犯人」には、このほかに「太陽と水瓶の殺人」