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せいだんつきのかがみ
政談月の鏡
三遊亭 円朝
線上閱讀三遊亭 円朝《政談月の鏡(せいだんつきのかがみ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 54,603 字 · 108 頁
様に多分にお金を下すった事か、あゝー……私の為には神さま……」
と手を合せて伏拝み何所の人だか知りませんから心の中で頻りと礼を云い、翌日に成りますると先ず此金でお米を買うんだと云う、其のお米を買うたって一時に沢山買って知れては悪いと思いましたから、狐鼠り少し買い、一朱もお金を出せば薪も買えれば炭も買える、又金を一つ処へ仕舞って置いて知れると悪いと思いましたから、彼方此方へお金を片附けて仕舞って置きまして、些とずつ出して使い、
筆「お父さまはお寒かろうから暖かい夜具を着せたい」
と夜見店へ参りまして古着屋から小僧さんに麻風呂敷に掻巻に三布蒲団を背負い込ませ、長家の者に知れない様にお父さんに半纏を着せたいと云うので段々と狐鼠/\買物をして参りますが、世間じゃア直に目が着きます、或る時例の姐子が、
姐「おい勘次や」
勘「えゝ」
姐「奥のお筆さんは良い旦那でも附いたのじゃアねえか」
勘「然うでげすね、此の頃は大変様子が宜いから、ね、お父さんなどは何うも少し顔色が違えやして、此の頃じゃアにこ/\して居やす、私にも此の間手拭を呉れたね」
姐「手拭を貰ったと、何んで貰った