輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
たわらとうだ
日本の英雄伝説
楠山 正雄
線上閱讀楠山 正雄《日本の英雄伝説(たわらとうだ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 40,666 字 · 84 頁
」
と申し上げました。天子さまは、
「なるほど頼光ならば、必ず大江山の鬼を退治して来るに相違ない。」
とおっしゃって、頼光をお呼び出しになりました。
頼光は天子さまのおいいつけを伺いますと、すぐかしこまってうちへ帰りましたが、なにしろ相手は人間と違って、変化自在な鬼のことですから、大ぜい武士を連れて行って、力ずくで勝とうとしても、鬼にうまく逃げられてしまってはそれまでです。なんでもこれは人数は少なくともよりぬきの強い武士ばかりで出かけて行って、力ずくよりは智恵で勝つ工夫をしなければなりません。こう思ったので、頼光は家来の四天王の外には、一ばん仲のいい友達の平井保昌だけをつれて行くことにしました。世間ではこの保昌のことを四天王に並べて、一人武者といっていました。
それからこれは人間の力だけには及ばない、神様のお力をもお借りしなければならないというので、頼光と保昌は男山の八幡宮に、綱と公時は住吉の明神に、貞光と季武は熊野の権現におまいりをして、めでたい武運を祈りました。
さていよいよ大江山へ向けて立つことにきめると、頼光はじめ六人の武士はいずれも山伏の姿になって、頭に兜巾をかぶり、篠掛を着ました。