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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
線上閱讀坂口 安吾《明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 26,713 字 · 54 頁
そして彼は数日後横浜で捕われたのですが、すでに彼は盗品の仏像を所持しておりませんでした。彼の申立てによると、外国人に売ったというのです。ですが、売った金も持っていません。それを追求されると、実はだまされて、まきあげられたと主張しました。そして、だました外人が誰だか分らないと云うのです。世間ではそれを信用しませんでした。どこかへ埋めて隠しておいたのだろうと思ったのです。そして彼は三年だかの刑に服しました。そして特に関心をもった人々はこう考えていました。彼が出獄した時こそは問題だ。彼は仏像をほりだして、今度はどう処分するであろうか、と。ところがですよ。彼が横浜で捕えられたとき、何だかワケの分らない書ツケ類の中に時信全作の所番地と姓名を書いたものがあったのです。それについて一色の言葉はこうでした。人の話で、この人が高価を惜しまず骨董を買う人だときいて書きとめておいたのだ、と。時信全作も一色に会ったことはないと証言した筈です。当時彼はまだ発病前の丈夫な身体でしたよ。私も好きな道ですから、このことは忘れておりません。もしも出獄後の一色がホトボリのさめてのち仏像の処分をするとすれば、時信全作のところへも当りにくる可能性は考えられる。