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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
線上閱讀坂口 安吾《明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 23,970 字 · 48 頁
仕掛を施した崖の上へ二人同時に立たせるには、写真をおいて外にはない。一万余坪の邸宅だもの、崖下から人が報せにくるまでには、仕掛のアトを存分に取り片づけができようというものさ」
掌を指すが如くにピタリと謎の数々を解きあかす。
海舟の心眼を拝借した虎之介は、夢心持から解き放されて、勇気リンリン、そう遠くない白金の地へ芝山内を突ッ走って先廻りして、新十郎の到着を浅虫家の門前で今やおそしと待っている。ニヤリ/\と、実に骨がとろけるほど、ねむたく快い時間であった。
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「アヤマチをアヤマチによって隠す。犯罪を犯罪によって隠す。人の自然によくやる手だが、それを逆用しているなア、この事件は」
と、相好をくずし、口からヨダレをたらして虎之介が言いたてようとするのを新十郎は制して、一同は案内を乞い、浅虫家の奥の間へ通る。古田巡査を廊下へ立たせて見張らせ、未亡人とキク子の二人をよんで相対した新十郎。
「奥様。土蔵の中へ御案内下さいませぬか」
と、単刀直入。未亡人はキッと構えて、
「イエ。それは相成りませぬ。人様には見せられぬ秘密の品々がありますから」
「それは分っております。