輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
はんしちとりものちょう
時代推理小説 半七捕物帳(五)
岡本 綺堂
線上閱讀岡本 綺堂《時代推理小説 半七捕物帳(五)(はんしちとりものちょう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 215,744 字 · 434 頁
ハリソンの飼い犬は邪魔になるので、仕事にかかる前に毒でも喰わせるか、ぶち殺すか、なんとかして押し片付けてしまって、ほかの犬を連れ込んだのじゃあねえかと……。それにしても判らねえのは、亭主を刃物で殺すくれえなら、女房も同じ刃物で殺してしまいそうなものだのに、なぜ犬なんぞを使って啖い殺させたのか、それとも自然にそうなったのか。そこらの謎が解けねえので、どうも確かなところを掴むことが出来ませんよ」
「夫婦が殺された時に、なにか紛失物はねえのか」と、半七はまた訊いた。
「知り合いの異人たちが立ち会って調べたそうですが、これぞという紛失物もないようだと云うことです」
「亭主を殺した刃物はなんだ」
「多分、大きいナイフ……西洋の小刀だろうと云うのですが、現場にはそんなものは残っていなかったそうです」
「ハリソンはいつから渡って来たのだ」
「去年の二月です。店の方にゃあ二人の異人と三人の日本人を使っています。日本人は徳助、大助、義兵衛といって、みんな若けえ奴らです。商売は異人館ですから、やっぱり糸と茶を主に仕入れているようですが、異人仲間の噂じゃあ相当に金を持っているらしいと云うことです。