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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

線上閱讀三遊亭 円朝《業平文治漂流奇談(なりひらぶんじひょうりゅうきだん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 159,974 字 · 317 頁

青空文庫

途端にひょろ/\として尻餅を突くと、家(うち)が狭いから上流(うわなが)しへ落ちに掛りますと、上流しが腐って居りますから、ドーンと下流しへ落ちました、丸で馬陸(やすで)を見たようです。八十兵衞は愈々(いよ/\)立腹致し、刀を振上げて斬ろうとするから、穗庵もぴかりっと抜きましたがこれはぴかりっとは参りません、錆(さ)びて居りますから赤い粉がバラ/\と出て、ガチ/\/\と鉈(なた)のようなものを抜いて今斬ろうとする。庄左衞門は破(や)れた戸棚(とだな)からたしなみの刀を出してさア来いと云う。娘は慄(ふる)えながら両手をついて、

町「何卒(どうぞ)お願いでございます、親父は眼病でございますから御勘弁なすって下さいまし」

と云って泣いている騒ぎを、長屋の者が聞付け、一同心配していると、國藏も引越した計(ばか)り故驚きましたが、此の騒ぎを見て帰って来て、

國「お浪、旦那をお帰(けえ)し申して、怪我をなすっちゃアいけねえからお帰(けえ)し申しな」

文「何(な)んだ」

國「今隣りの婆(ばあ)さんに聞くと、隣の娘を剣術遣いが妾にしてえ、銭も遣るから云う