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ひかくしんわがく
比較神話学
高木 敏雄
線上閱讀高木 敏雄《比較神話学(ひかくしんわがく)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 177,624 字 · 348 頁
吠※(「こざとへん+施のつくり」、第4水準2-91-67)神話は、殊に四囲の自然と密接の関係を有して、其神格中、既に発達したる状態に於ても尚、その原始の天然的基礎を示すもの甚だ多し、希臘神話に於ても、亦た少からざる度に於て、同様の現象を観察し得可し。
試みに、『梨倶吠※(「こざとへん+施のつくり」、第4水準2-91-67)』の神話に就て、之を云わんに、ウシャスは曙光の女神なり、双神なるアシウィンは朝夕の明星の神格化なり。スーリヤは太陽神にして、最大の光として尊崇せられ、ワルナは月として、夜の大空として拝せらる。ソーマは月の神なり、アグニは火の神なり。此等の諸神は後に至りて、悉く道徳化して、国家社会の守護神として、遂に其天然的方面を、忘却せらるるに至りしと雖も、其発生の基礎の自然現象なるとは、其神話の中に明かに之を認むるを得可し。以上の諸神に比して、稍々後に起りて、遂に印度民族最上の神格に発達せしものを、因※(「こざとへん+施のつくり」、第4水準2-91-67)羅とす。此神は其神話に於ては、有力なる武将なり、成功の勇者なり、勝利の神なり、福徳の神なり。